【新唐人日本2011年10月16日付ニュース】最近、台湾で新たに公務員による共産党スパイ事件が明らかになり、騒然となっています。共産党当局に買収された中央警察大学の副教授が法輪功学習者や民主活動家の個人情報を収集し、中国に提供していたそうです。14日、台湾法輪大法学会は台北地方検察局に、公務員3人および調査中の共犯に対し、刑事訴訟を起しました。これは中台間の交流が再開して以来、共産党スパイに対する初の民間による訴訟となります。
台湾法輪大法学会は、台湾中央警察大学の呉彰裕副教授らを国家安全法違反や個人情報保護法違反の罪で、台北地方検察局に提訴。
台湾法輪功人権弁護団報道官 朱婉琪氏
「実は2002年から現在に至るまで、少なくとも調査員、退職した軍関係者、今は警察関係者までが、法輪功学習者の情報を中共に提供しています。これは非常に深刻な国家安全に関る問題です。92年に高等裁判所はすでにある判決を下しました。法輪功学習者の情報は中共が最も欲しがる情報であると台湾で情報収集する事自体国家や社会および個人の権益に関ります」
台湾には数十万人の法輪功学習者がおり、その家族や友人を含めると影響範囲は更に拡大します。台湾中国投資被害者協会の高理事長も支持を示します。
台湾中国投資被害者協会理事長 高為邦氏
「これは台湾を守るためです。でないと、至る所に共産党スパイがいると、実に恐ろしいです。皆さんにお告げしますがお金をもらって、中共のために工作を行うことはあなたにもっと大きな損失をもたらします。こうすることは一つの警告です」
台湾法輪功人権弁護団報道官 朱婉琪氏
「法輪功側の提訴は2300万の台湾人に警鐘を鳴らしています。秋は一夜にやってきます。今日は私、でも明日はあなたかもしれません。政府は決断をするべきです」
今回の案件は、中台間の交流が再開して以来、初の共産党スパイに対する民間による提訴になります。朱弁護士は台湾の人民の安全と自由を保障してこそ、中国の民主自由を促すことができると表明。政府に対しては賠償を求める方針だそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)